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考える練習
保坂和志
2013
★★★

 学歴もオレと同じ保坂氏だが、思考回路も似ている。
 とはいえ、オレは彼ほど呑気な時間がないので、ここまで物事を考えることはしていないし、顔も村上春樹に似ていてあまり好きにはなれない。ただ、「考える」ということについて興味が薄くなっていた時期だったので、非常に助かった。
 
  

ぼくらの頭脳の鍛え方
立花隆 + 佐藤優
2009
★★

 この手の本はもう読まないことにしていたんだけど、古本屋で見つけてつい買ってしまった。
 400冊のブックリストを見ると目眩がしそうだが、この博覧強記もいずれ死んだら終わり、となるとなんだか空しい気もするが、人間なんて死んだら終わりなんだし、それまでとことん世界を知っておこう、という2人の意気込みを感じる。それに気後れするも良し、果敢に挑戦するも良し。
 


ロスト・イン・アメリカ
稲川方人 + 樋口泰人 + 青山真治 + 阿部和重 + 黒沢清 + 塩田明彦 + 安井豊
2000
★★★

 現代アメリカ映画についての問題点や今後の展望、古典的ハリウッド映画との違いなどを、若手ではなくなった映画作家や映画批評家たちが延々としゃべり続けた座談会を文字起こしした500頁を超える奇書。絶版になっているのがミソで、どうしても読みたくなって古本屋を徘徊する学生も多いのではないだろうか。ただ、「その苦労は買ってでもしろ」とは言えない内容である。というのは、似たような話を彼らが至る所でしているからなのだが・・・
 手に入らない人へ向けて、扉頁に記載されたトリュフォーの名言を転載する。
 「我々がアメリカ映画を愛したのは、その作品がどれも互いに似かよっていたからだ」
 
  

羽生善治論ー「天才」とは何かー
加藤一二三
2013
★★★

 加藤一二三ファン以外は読んではいけない名著。
 
 

自由とは、選び取ること
村上龍
2013
★★★

 モディリアーニの「若い奉公人」のような陰鬱な気分になる。
 ただ、オレみたいに昔から『すべての男は消耗品である。』シリーズの愛読者は必携だし、いつもの語り口なので驚きはない。至極真っ当な意見を真っ当に書いているので、ときおり可笑しくなってしまう。ただ、ファン以外は読む必要なし。
 
  

定本 柄谷行人集 (2) ー隠喩としての建築ー
柄谷行人
2004
★★★★

 非常にスリリングに読んだのだが、何ぶん繁忙期でクソジョブがクソ忙しいので詳細な感想は後日。
 


tiffany's table manners for teen-agers
walter hoving
1969
★★★

 ティファニーの前会長によるテーブルマナーの入門書。
 一般庶民が洋食に馴染んできた頃、国際的な日本人たるために恥ずかしくないマナーを身につけようという、という主旨。当時日本人が野蛮人扱いされてのがよくわかる。オレもたまには高級レストランなぞ行くもんだから読んでみただけで、文化人類学的な興味なんぞありませんよ。たまたま部屋にあっただけ。
 
  

人間にとって法とは何か
橋爪大三郎
2003
★★★★

 ハートの『法の概念』から宗教法、近代法概念から国際法までを俯瞰。
 新書という狭いスペースにぎっしりとアイディアが詰め込まれた良著と思います。
 やはり橋爪新書は「勉強」するにはもってこいの存在。日本人の法概念がよくわかります。
 
  

はじめての構造主義
橋爪大三郎
1988
★★★★

 「勉強」するにはもってこいの橋爪新書である。ただ、「〜主義」というレッテルを貼られると、常にそれに対するアゲインストがあり、いつしか古臭いものになってしまう。だが、思想に古いも新しいもない。現実に対して"有効"か"無効"か。その観点から言えば、未だに構造主義は"有効"だし、今後も"有効"だろう。なぜなら人間の無意識だからだ。ひとまずソシュール辺りから読んでみるかな。
 
  

変人偏屈列伝
荒木飛呂彦 + 鬼窪浩久
2004
★★★★

 長らくamazonの"ほしい物リスト"に入れていたが、遂に買ってしまった。
 本作は古今東西の実在した「変人」に焦点を当て、独自の選考基準を設けて6人に絞り込み、それをコミック化したもの。
 その選考基準とは、「1.変人偏屈な人は、その行為が人々の希望と安心を与える魅力がなくてはならない」、「2.変人偏屈な人は、その行為を一生やり続けていなくてはならない」、「3.変人偏屈な人は、敵に勝利している」の3点。この基準から抽出されのは、タイ・カップ、康芳夫、メアリー・マロン、サラ・パーディ・ウィンチェスター、コリヤー兄弟、ニコラ・テスラの6人。全員刺激的に変人だったが、どこか希望が湧いてくる内容だ。
 もちろん、ジョジョ狂でなくても楽しめる一冊となっている。大満足ゥゥゥッ!